英語でケンカする!

ロンドン在住。日頃イギリス人と派手にケンカしております。
でも英語でケンカは、日本人には不利。
一発で効く言葉、正しい論法、必ず勝てる方法を紹介します。負けないぞ!





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Always 三丁目の夕日。英米なら誘拐監禁で20年の刑?
今のアメリカ人に Always三丁目の夕日を見せたらどういった反応になるか。
あれは”子供の誘拐”となる。犯罪になってしまうのだ。

どこかのおじさんが、あの子供を最初に居酒屋に連れてきた。この段階で誘拐、そして子供を引き受けた居酒屋のお姉さん(小雪)も誘拐のほう助、つまり共犯、さらにその子供は駄菓子屋のおじさんのところに引き渡した。おじさんは誘拐に加わっただけでなく、居酒屋のお姉さんの歓心を得ようとして子供を預かった、という意味も加わる。
おじさんは、実の親が探しているかも知れないのに、公的機関に相談もせずにそのまま”監禁”したということになり、誘拐と監禁の罪に問われるだろう。その後、実の親が探しあてて”無事に”引き取っていったのにもかかわらず、子供はおじさんの元にまた戻ったが、保護者あるいは警察に連絡していない、ということは、おじさんは再度監禁したことになり、さらなる罪が重なる・・・。

日本の昭和の頃、人々の暖かさや好意やさまざまな愛から成り立ったできごとが、英米の解釈ではこのようになる。当時の法律は知らないが、この映画のようなことが混乱の戦後はあったに違いない。本当に人々を守っていたのは、アメリカからいただいた憲法でもなく、ご立派な法律でもなく、ただ周りの人々の家族のような思いやりだったはずだ。――ダメ男もバカも負け組も承知で受け入れ、暑苦しいくらいの距離感が人々を包む、あの長屋的人間関係。都会では孤独になっていくはずの人間でさえ、無視はしなかった。ウザいけど、決してひとりじゃなかった。

時代は進んだ。英米流の、人権優先の一見立派な法律が私たちを取り囲む。しかしそれは人のぬくもりはなく、まるで鉄の壁のように冷たく無言だ。

英国や米国で、あの雑貨屋のおじさんを刑務所に入れることは至極簡単だ。誰かが警察に電話を一本かければいい。
「あの家は、子供を監禁、虐待しています」
警察がドアを蹴破って入ってきたとき、(ていうかもともと開けっぱなし)そこに団らんの姿があったとしても、おじさんはその場で連行される。たとえ子供が、「違うんだ、おじさんはいい人だ、僕の面倒を見てくれているんだ」と説明しても、警察は取り合わない。おじさんと何の縁もない子供がそこに暮らし、その事実を公的に届けていない、それだけで連行されるだけの立派な理由がある。

西洋のみなさん、こんな社会をありがとう。規範となるべき法律をどうも本当にありがとう。三丁目の夕日の駄菓子屋のおじさんを極悪犯罪人に50年で変えてしまった進化した社会を本当にありがとう・・・・

おかげで私たちは法に頑丈に守られている一方で、すっかり法におびえ、いつ通報されていきなり30年の重刑を科せられるかわからない、スリリングな社会に生きることになったよ。

Thank you very much!怒り
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